289エンジン・3速マニュアル・オーバードライブ付き・エアコン付き
パワステ無し・フロントドラムブレーキ


レポート1

2009年1月18日(日)

久しぶりに行ったPOMONAスワップミート。

特に何か探している訳では無く、60〜70年代のアメ車で、
ベースの良い、明るめの色で、コンバーチブルが有ればなぁ〜なんて
順番に車を見ていたのですが、遠くから見て、
全体的な車の感じが良い車がありました。

それがこのFORDカントリーセダンだったのですが、
最初はオーナーがその場に居なかったので、軽くチェックして、
他の車を見に行きました。
他には特に気になる車は無く、何度か戻ってきたのですが、
2時間位してから、ようやくオーナーが戻ってきていたので、
車の内容を聞くことが出来ました。

最初のオーナーは学校の先生だったらしく、学校まではすぐ近くで
ほとんど走行距離も伸びず、現在の人が購入してからは、
2年ぐらいそのまま何もしないで、ガレージに置きっぱなしだったそうです。
メーターの数字が実走50000マイルぐらいというのも、
どうやら嘘では無さそうですね。

$10800で売りに出されていたのですが、交渉の結果、
結局$8200で購入。だいぶ安くしてもらえました。
前後に少し動かしただけで、試乗していないのですが、
車体はとてもしっかりしていそうなので、楽しみです。

日本には2月末頃に到着します。






レポート2

2009年2月4日(水)

アメリカより写真とレポートが届きました。
写真は、オーナーの所に車を引き取りに行き、
自走での帰り道、そしてロングビーチの港での写真です。
ナンバーも外されて、アメリカとはおさらばとなりました。

以下、現地よりレポートです。

ロサンゼルス空港から北東におよそ160キロ。
アップルバレーと言う所まで、
1967年式 FORD ワゴンを引き取りに行ってきました。
フラットベッドなどに載せて運ぶ事も考えたのですが、
天気もいいし(気温26℃ぐらい)試運転も兼ねて、自走する事にしました。

持ち主の家は、よくあるコギレイなお家で、
国旗が気持ちよさそうになびいてました。

そこで書類などの確認を済ませたのですが、
持ち主(元持ち主)が自分のショップを見せてくれるとの事で、
5分ぐらい離れた彼のショップへ立ち寄りました。

ちょうどそこにあったのが、黄色いFORDとソルトフラット用のレースカーでした。

本人曰く、「もう歳だからレースはやめるよ!これも買う?」

「日本にはソルトフラットないからねー!!」
と、丁寧にお断りしました。
(ご希望の方は、Prime Worksへ、ご相談ください)

しばらく、クルマ談義に花を咲かせた後、アップルバレーを発ちました。

もちろん、ベンチシート/コラムシフトなのですが、3速マニュアルです。
さらに副変速のオーバードライブらしきものも付いていて、
楽しいファミリーカーのはずなのに、
Harleyのジョッキーシフトに乗った次ぐらいに緊張してスタートしました。

走り出してしまうと3速マニュアルは、4速と比べるとワイドレシオですが、
エンジンが調子よく、力もあるので気持ちよくクルーズできました。

フリーウェイはだいたい60〜70マイルでクルーズ。

走行ノイズは静かです。途中何度か長い上り下りがありましたが、
水温が上がる事も無く、フロントがドラムブレーキなので
車間を多めにとりましたが、フェードすることもありませんでした。

市街地に入ったのが夕方だったので、渋滞にもはまりました。
(LAにももちろん渋滞はあります)
ギアチェンジ、クラッチ踏み変えをかなり繰り返しましたが、
クラッチは苦になるほど重くはなく、シフターもスムーズでした。

往復およそ6時間。
しっかりした車体とふかふかシートで疲れることもなく、無事LAに着きました。











レポート3

2009年2月27日(金)

ようやく日本に到着しました。

26日に写真の船が入ってきて、27日の午前中に輸入通関。
通関手続きは約1時間で終了。
積載車にて引き取りに行ったのですが、生憎の雨、雪、みぞれ

積載車の荷台寸法は5700mmでしたが、この車は5400mmで、
前後10cmほどしか余裕はなく、フロントの輪留めも使えず、
ハラハラしながら低速走行で何とか無事に帰ってきました。

約2週間
船に乗っていたのですが、バッテリー上がりもなく、
エンジンはすぐにかかりましたね。



 

レポート4

2009年2月28日(土)

早速、ジャッキアップして各部点検です。

エンジンは掛かりもとても良いですね。
リヤガラスのステッカーがとても良い感じです。

しかし、フューエルポンプから少しガソリン漏れしてます。
このぐらいは普通ですね。

デフのオイル入れるボルト穴からにじんでいるのかな?
これも問題なしです。

トランスミッションのオイル漏れは酷いですね
汚れもだいぶ付いています。
まだ何もしていない車ですから、、漏れているのを拭いて終わり。
後日、様子を見ます。  

とりあえず、放置。

エンジンオイルパンのオイル漏れも少しあるみたいですが、無視。

マフラーは引き直して有るみたいですね、とても綺麗です。
おそらく、腐って落ちてしまい、仕方なく作ったのでしょう
これは、そのうちステンレスで作り直しと言うことになりそうです。保留。

リヤサスペンションのスプリングが、片側3本(3種類)付いてますね。
純正なのかな? 付け足しちゃったのかな?何だろう
2本プラス、ショックアブソーバーで良いと思いますね。

エンジンルームではヒーターホースがつながっていないので、
おそらくヒーターコアは漏れているのだと思います。

これは後日、修理します。
エアコンもきちんと効くようにメンテナンスしないと駄目ですね。
登録ナンバー取得して、4月にもなるとエアコンは必要ですからね。

スパークプラグとプラグコードも交換した方が良さそうですが、後回し。
とりあえずこのまま走らせます。

この状態での感触をきちんと味わっておかないと、交換したときの喜びが薄れるからです。

暑い中しっかり仕事して、美味しいビールを飲む。。イメージです。

ラジエターは漏れているわけではないのですが、下の方がにじみ跡で青くなっています。

真鍮のラジエターなので日本でオーバーホールした方が良いのですが、
今回はあえての、アメリカ製新品(中国かもしれませんが)で対応することにします。

フルオーバーホールでもタンクの部分などは元の物を修理して使うので、
今回は一度新品を輸入して、今後、そのラジエターが漏れたら、日本で修理します。

一番大きな問題はフロントサスペンションとブレーキです。

・ フロントサスペンションブッシュ交換 (終わってます)
※ノーマルゴムのブッシュで交換します。長持ちしますので、、

・ フロントサスペンションボールジョイント交換 
(ブッシュ交換するので、同時作業は当然です)
※これもノーマル(社外品)です

・ スタビライザーブッシュ交換
※これはスタビ自体交換かな?ホチキス?ADDCO?
フロントのロールは嫌いです!

上記作業はすぐにでも必要なので、アメリカに部品注文しますが、
同時に作業予定で、

・フロントディスクブレーキKIT組み込み
(ホイールが15inchなので、大きいブレーキは付けません)

・パワーステアリングKIT (現在はP/S付いていません)
コラムシフトのマニュアルでパワステ無しは、さすがにつらいと思います。

・ブレーキホース交換
ノーマルゴムのホースを使うと思います。
部品が無かったら、メッシュホースかな?

とりあえず、最初の点検、部品出しはこんなもんですが、この程度の内容であれば想定内です。
問題少ない方だと思います。
なんせ、アメリカで試乗もしてませんから。。。